Camilo “Olimaclan” Laraはサッカーが情熱をもたらし、熱意を呼び起こし、人々をひとつにする世界的なスポーツであることを理解しています。「サッカーは南米で最も人気が高いスポーツです。異なる社会分野や国全体もひとつにする力があるのですから、試合や娯楽としてのスポーツ的な観点だけではなく、社会的な意味でも非常に重要です」彼の出身である遠くチリからスペイン語で、LaraはEA SPORTSのインタビューにそう答えました。

Olimaclanは今週日曜日の2月19日午前10時（EST）に開催されるFIFA Ultimate Teamチャンピオンシップシリーズ、マイアミ地域別ファイナルに出場します。しかしながら、ほぼ20年間ゲームをプレイしてきた彼にとって、このイベントに至るまでの道のりはとても長いものでした。「最初にプレイしたのはFIFA World Cup 98です。両親がクリスマスに新しいゲーム機をプレゼントしてくれたんです。それ以来、様々な異なるプラットフォームでFIFAをプレイしてきました」

EA SPORTS FIFAはチリの文化に深く定着しているゲームです。それは、スタジアムで行われる現実世界のサッカーが持つ影響の大きさを示すものでもあります。「FIFAはチリでバーチャルサッカーの代名詞になりました。多くの人が一緒にゲームをプレイして楽しい時間を共有する一方、国内で開催される様々なトーナメントで競いあう人も多くいます」

Laraは後者の人間です。OlimaclanのFIFA大会デビューは、13年前にサンフランシスコで開催された2004 World Cyber Games（(WCG）でしたが、思うような結果を残せず、早々とトーナメントから姿を消しました。「望んでいた結果は得られませんでしたが、将来の大会で勝ち進めるよう、腕を上げるという目標を立てました」

挫折の後、サンティアゴ出身の彼はチリ国内の大会で数多く勝利をあげ、他の南米大会で上位にランクインして地元地域のトーナメントで成功を掴みました。しかし、Laraの心から離れないトーナメントが1つあります。「チリで開催された2012 Panamerican Tournamentで優勝した経験は思い出深いですね。ホームで地元の応援がありました。ホームで国際的なタイトルを獲得できたことは、間違いなく自分のキャリアの中で素晴らしい瞬間でした」

しかし、キャリアの中で最も印象に残った勝利は、チリで開催されたWCG 2004です。「勝者枠の決勝でトーナメントの優勝候補に負けたあと、敗者枠から勝ち上がりました。優勝するには、3戦のうち2勝するしかない状況でした。プレイした4試合の総得点で上回り、優勝を果たすことができたんです」

その勝利は、彼の10年以上に及ぶ競技ゲーミングへの情熱をさらに強くしました。「あの時の優勝がFIFAで戦う自分を今まで後押ししてくれました。対戦相手が誰であれ、達成すべき目標が何であれ、決してあきらめない気持ちを思い出させてくれます」

地域予選で5位に入った見事な戦いぶりと、長年培ってきた大会出場経験により、Olimaclanはマイアミ大会の優勝候補に数えられています。しかし、Laraの考えは違います。

「とても経験豊かな選手たちの中で優勝候補だと思ってもらえるのは名誉なことですが、自分自身がそうだとは思いません。このトーナメントでは予選の結果にかかわらず、全ての選手に等しく勝利するチャンスがあります。全員が予選突破のために全力を尽くしたのですから、自分の経験値が他の出場者よりも有利だとは思いません。接戦が多く、厳しい戦いのトーナメントになるはずです」

テクニカルサポートを行うIT企業に勤めているLaraは、マイアミ地域別ファイナルがFIFA競技ゲーミングのプロになる絶好のチャンスだと考えています。「夢はFIFAのプロプレイヤーとして専念することです。この大好きなゲームが人生に信じられないような瞬間を与えてくれました。この素晴らしいゲームでずっと競い、楽しみたいですね」

ですがその前に、彼には今週末に向けて1つの明確な目標があります。「目標はマイアミで優勝することです。そのためには、1試合ずつ自分の力を発揮し、集中を切らさず冷静に戦わなければいけません」

Camilo “Olimaclan” Laraのマイアミ地域別ファイナルでの戦いぶりは、2月19日（日）午前10時（EST）と午後16時（CET）にこちらからチェックしましょう:FUTChampions.com/live